大腸3D-CT検査
大腸3D-CT検査とは、内視鏡を使わない新しい大腸検査です。大腸内を二酸化炭素で膨らませてCT撮影を行い、大腸の形状や内部の状態を診断します。前処置法や検査での身体の負担が比較的少ないのが特徴です。画像診断は、元国立がん研究センター勤務の経験有る専門医が行ないます。
精度の高い大腸がん検査が可能です。
検査当日の流れ
- 検査当日は朝食を食べません。来院後、検査着に着替えていただきます。
- CT検査室入室後、検査用パンツに履き替えます。検査台に横になります。
- 肛門からチューブを挿入します。大腸粘膜をよく観察するためにチューブから炭酸ガスを入れていきます。
- 続いて体位を変えて2回本撮影を行います。各撮影時間は約10~20秒です。
- 画像確認後、チューブを抜いて検査終了になります。CT検査室に入ってから出るまで約20分です。
- 検査終了後、不快感などがなければそのまま帰宅していただけます。結果報告書は約3週間後に郵送にてお届けいたします。
※検査の2日前から簡単な食事制限があります。前処置が必要になりますので、検査の2日以上前にも受診が必要です。
経鼻内視鏡検査(鼻からの胃カメラ検査)
経鼻内視鏡検査は内視鏡が舌のつけ根を通らないので通常の経口内視鏡検査に比べて嘔吐反射を起こすことがほとんどなく、苦痛なく安全に検査を受けることができます。また口が自由になるので、検査中医師の説明を聞きながら対話することも可能です。
検査当日の流れ
- 検査当日は朝食を食べません。来院後、検査着に着替えていただきます。
- 検査室入室後、液体の薬(消泡剤)を飲みます。
- 医師の問診後、検査台に横になります。
- 鼻腔に麻酔をします。
- 鼻から内視鏡を挿入し、医師が検査を行います。検査室に入ってから出るまで約30分です。
- 検査終了後、医師が簡単な結果報告をします。詳しい結果報告書は後日郵送にてお届けいたします。
検査終了後1時間後から飲食可能です。
禁煙外来
タバコには依存性があるため、禁煙するためには支援が必要であると考えられています。当院でも「禁煙を成功させたい!」という方のために禁煙外来を始めました。計5回、12週間の診療です。
(※新型コロナウイルス感染対策期間中はコースが一部変更になります。詳しくはこちらをご覧ください。)
禁煙外来の流れ
- 初回受診で現在の喫煙状況を確認し、ニコチン依存症テストをします。禁煙補助薬を14日分処方します。飲み始めの1週間の間に薬の量を徐々に増やし、禁煙の準備をします。
※自然にタバコを吸わなくなった場合は早めに禁煙を開始してください。 - 2週間後に受診していただき、副作用の有無や禁煙状況を確認します。禁煙補助薬を14日分処方します。
- 2週間後に受診していただき、禁煙状況を確認し、禁煙補助薬を28日分処方します。
- 1ヵ月後に受診していただき、禁煙状況を確認し、禁煙補助薬を28日分処方します。
- 1ヵ月後に受診していただき、禁煙治療終了となります。
※「もうタバコをやめられた」と考えて、ご自分の判断で治療を中断してしまうと、長期的には禁煙失敗につながりやすいといわれています。禁煙成功のためには12週間治療を続けることが重要です。
OGTT(糖負荷試験)外来
糖尿病が疑われる方に対して、「糖尿病かどうか」「今後糖尿病になりやすいかどうか」を判断できる血液検査を行なっています。糖尿病の前段階には「空腹時血糖は正常でも食後の血糖が高い」時期があります。この隠れ糖尿病も確実にみつける検査が「75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT検査)」です。健診オプションとしてもご利用いただけます。
次のような方にOGTT外来をおすすめしています
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- 空腹時血糖値が100~125mg/dlの方
- HbA1cが5.6~6.4%の方
- 高血圧の方
- 脂質異常症の方
- 肥満の方
- 糖尿病の家族歴がある方
検査の流れ
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- 前夜9時以降絶食として、当日の朝空腹のまま来院していただきます。
- 空腹のまま採血し、血糖値を測定します。
- その後、30分後、1時間後、2時間後に採血をし、血糖値とインスリン値を測定します。
- 糖尿病型、正常型、境界型のいずれであるかを判定します。